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2025.07.09

ネジリブラシの製造方法と仕様、種類

ネジリブラシの製造方法とねじり方

 

ネジリブラシは2本あるいは4本の芯線の間にブラシ毛材を挟み、ねじり上げて製作するブラシです。
その形状によりチューブブラシやコンデンサーとも呼ばれています。

 

ネジリブラシの製造方法

 

①二つ折れにした針金の間にブラシ毛材を挟む ②針金の間に挟み込まれている毛材がズレ落ちないように、針金を回転させて捻りを行う ③ネジリブラシを毛刈機で外径を整える

 

ネジリブラシの巻き方による区分

標準はイラストのように正転です。逆転用もございます。

 

2本シングル型 4本シングル型 4本ダブル巻き
クリーニングブラシに向くねじり方。ソフトな毛腰が特長。 シングル巻きより倍のピッチでねじれ、スクリュー効果が高くなる。密度を減らす事により接触抵抗を下げる事が出来る。 毛の表面密度が均一に仕上がるため、円筒内面などを精密に研いで仕上げるホーニングに向いているブラシ。

 

 

ネジリブラシの巻き方による区分

 

製造可能サイズ 毛材 芯線
●ブラシ最小外径:Φ0.4mm
●ブラシ毛渡り長さ:ご相談
●ブラシ軸部長さ:ご相談
●ナイロン・PPなど樹脂毛材
●馬・豚・山羊・パキン・シダなどの動植物毛材
●ワイヤー・ステンレス・真鍮など金属線
●砥粒入りナイロン(Sic・Ao・DIA)
●ワイヤー
●ステンレス
●真鍮
●被覆線

 

芯線径と捻り上りの太さ

芯線線材 捻り上り太さ
# Φ 2本捻り 4本捻り
4 Φ6 Φ11.1 Φ15
6 Φ5 Φ9.3 Φ12.5
8 Φ4 Φ7.4 Φ10
9 Φ3.5 Φ6.5 Φ8.7
10 Φ3.2 Φ5.9 Φ8
11 Φ2.9 Φ5.4 Φ7.2
12 Φ2.5 Φ4.6 Φ6.3
13 Φ2.3 Φ4.2 Φ5.8
14 Φ2.0 Φ3.7 Φ5
15 Φ1.8 Φ3.3 Φ4.5
16 Φ1.6 Φ2.9 Φ4
17 Φ1.4 Φ2.6 Φ3.5
18 Φ1.2 Φ2.2 Φ3
19 Φ1.0 Φ1.8 Φ2.5
20 Φ0.9 Φ1.7 Φ2.3
21 Φ0.8 Φ1.2 Φ2
22 Φ6 Φ11.1 Φ15
23 Φ5 Φ9.3 Φ12.5
24 Φ4 Φ7.4 Φ10
25 Φ3.5 Φ6.5 Φ8.7
26 Φ3.2 Φ5.9 Φ8
27 Φ2.9 Φ5.4 Φ7.2
28 Φ2.5 Φ4.6 Φ6.3
30 Φ2.3 Φ4.2 Φ5.8

捻り上り太さは計算値ですのでおおよその目安です

 

 

ネジリブラシの追加工と種類

 

①標準型 ②リング付き
一般的なネジリブラシです。芯線部分は両端切りっぱなしです。 芯線の端部がリング式です。棚に引っかけて保存できます。
③軸付 ④ネジ付
真鍮・鉄・SUS等の軸付。電動工具やボール盤に取り付けて使用できます。 各種ネジ付。取っ手・ハンドルや延長棒、フレキシブルシャフトなどに取り付けできます。
⑤先付けタイプ ⑥ケミクリン曲げ
毛先部にブラシがついていますので底面洗浄が可能です。 化学薬品・実験容器のフラスコなど口が狭く奥が広い形状の内径部に合わせて隅々まで洗浄でます。
⑦Uターンねじり ⑧先曲げタイプ
先端部の芯線がU字形になっていますので、傷つき防止に最適です。 先端部での傷つき防止・底面の洗浄などに最適です。
⑨ローズチップ ⑩同心曲げブラシ
先端部を円形に曲げ加工。コップ・キャップ等の円筒で底が塞がっている形状に最適です。 ブラシの先端部を1巻以上巻き込んだことを特徴とする洗浄用ブラシです。
[特許第4358341号]
⑪テーパーブラシ ⑫段付ブラシ
毛材角度をテーパー加工いたします。 ブラシ外径を穴部分に合わせて、2段・3段外径になっています。標準は正回転です。逆回転の場合はご指示ください。
⑬シリコンキャップ付 ⑭直角ブラシ
芯線部分に樹脂キャップを付けています。 先端をU字型に曲げて、先端使用ができるタイプです。
⑮はんだ付 ⑯エポキシ樹脂付
芯線先端に、傷付防止の為、はんだ付けを行っています。 芯線先端に、傷付防止の為、エポキシ樹脂を付けています。

 

 

 

 

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