④植込みブラシの植込台について

植込みブラシの植込台について

植込みブラシの植込み台は、ナイロン・塩ビなどの樹脂系、鉄・ステンレスなどの金属系、木材・ゴムなど穴を開けることができる素材に植えこむことができます。

樹脂系植込台

①塩ビ(PVC)・耐熱塩ビ(HTPVC)

植込技術 植込台 塩ビ安価で植込み台に良く使われている。ロールブラシ用として塩ビ管はVP管やVT管が一般的である。塩ビ樹脂は難燃性・耐久性・耐油・耐薬品性に優れます。熱に対しては弱い(60℃以下)。耐熱塩ビ(100℃以下)もある。

②ナイロン・耐熱ナイロン・MCナイロン

植込技術 植込台 MCナイロンナイロンは強靭で、耐油性、耐薬品性に優れています。かなりの高温から低温にわたって安定して使用できます。摩擦係数が小さく、耐摩耗性に優れています。

③ポリプロピレン(PP)

植込技術 植込台 PPPPは軽く(比重:0.91)、軟化点も高く加工性も良く耐酸性に優れているので植込み台としてよく使われる。欠点として毛材植込によりPP台が反りやすくなります。

④ジュラコン(POM)

植込技術 植込台 ジュラコンジュラコンは衝撃強さに優れ吸水による寸法変化が少ない。酸類および酸化作用の強い薬品を除き、それ以外の無機薬品や油類には抜群の耐久性を発揮します。

⑤ベークライト(紙ベークライト PL-PEM)

植込技術 植込台 ベーク植込台に用いられるベークライトは、紙繊維をフェノール樹脂で固められた樹脂製品です。
耐熱性・寸法安定性に優れています。130度2時間経過で概観変化見られない。

⑥ABS

植込技術 植込台 ABSABSは剛性、硬度、加工性、耐衝撃性、など機械的特性のバランスに優れる。
有機溶剤には溶けるが、酸やアルカリには耐える。耐候性は良くなく長時間日光に当てると劣化する。

木材系・金属系・ウレタン・皮など植込台

①ラワン材

植込木質はやや重硬で強靭。木肌は緻密。加工性、着色性ともに優れ、耐久性は高く狂いは少ない。気乾比重:0.60。

②ステンレス・鉄・アルミ等金属

植込技術 植込台 ステン・鉄ステンレス、鉄、アルミ、チタンなど穴があくものであれば、何でもOKです。

③ウレタンゴム・皮など

植込技術 丸線写真ウレタンやゴムや皮など穴をあけることができる材質でしたら植込み可能です。天然ゴムは安いが耐熱・耐油などに問題がある。